みなさん、こんにちは!
肩こり対策としておなじみの「磁気ネックレス」や「磁気シール」。
「磁石の力で血液の中の鉄分を引き寄せて、血流を良くしている」と思っていませんか?
実はこれ、物理的・生物学的に完全な間違いなのです!
今回は、誤解されがちな「磁気治療の仕組み」と、気になる「科学的エビデンスの実態」について客観的に解説します。
◆ 1. なぜ「鉄分を引き寄せる」のが間違いなのか?
理由①:体内の鉄分は「パチンコ玉半分」程度
人間の血液中に含まれる鉄分は全身でわずか2.5g〜3g程度。パチンコ玉(約5.5g)に換算するとたったの「0.5個分(半分)」しかありません。血液中の鉄だけを集めてもごく僅かです。
理由②:血液中の鉄は「磁石につかない」
血液中の鉄分は「ヘモグロビン」というタンパク質と結びついています。酸素と結合した状態(動脈血)ではむしろ磁石に反発する性質(反磁性)に変わります。もし血液の鉄が磁石に引き寄せられるなら、超強力な磁石を使う病院のMRI検査を受けたら大変なことになってしまいます。
◆ 2. メーカーが説明する「血行改善」の原理とは?
磁気製品が狙っているのは鉄分ではなく「血管への物理的刺激」です。
磁場の中で血液(電解質イオン)が流れることで微弱な電流が発生し(電磁誘導)、それが刺激となって血管を広げる物質の分泌を促す――というのがメーカー側の提唱するメカニズムです。
◆ 3. 【検証】科学的エビデンスの実態と信頼性
では、本当に効果はあるのでしょうか?科学的な位置づけを整理します。
「管理医療機器認証」=絶対的な効果保証ではない。
パッケージにある認証は、安全性の基準を満たし「コリや血行改善を目的とした販売」が許可されていることを意味しますが、誰にでも確実に効くことを国が保証しているわけではありません。
研究評価は意見が分かれている
メーカー主導の実験では「血流変化が見られた」とする報告がある一方で、第三者機関による厳密な比較試験(偽物と本物を区別させない試験)では、「プラセボ効果(思い込みによる効果)以上の有意な差はない」とする研究結果も多く存在します。
●磁気アイテムとの付き合い方
決して「誰もが即座に肩こりが治る魔法のグッズ」ではありませんが、プラセボ効果を含めて「つけると楽に感じる」という人がいるのも事実です。もし利用する場合は、目的に合わせて選ぶのが一般的です。
磁気ネックレス:首・肩など「広範囲」のコリ予防や普段使いに。
貼るタイプ(シール):ピンポイントで特に重い「コリの芯」に直接貼る。
「鉄を引き寄せているわけではない」「効果には個人差や気休め要素もある」という事実を知った上で、日常のヘルスケアの選択肢の一つとして冷静に活用していきましょう!
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尾西整体療院
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